FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリー:スポンサー広告 ★ comments(-) ★ trackbacks(-) ★ TOP↑

≫ EDIT

大報恩寺(千本釈迦堂)

daihouonji03.jpgdaihouonji06.jpg
 大報恩寺は千本釈迦堂という別名があるとおり、京都千本今出川の交差点の近くにあります。実はなぜか広大な敷地の寺院を想像していたのですが、大変狭い路地に囲まれた場所にあり、駐車スペースも大きくなく(というか、自動車が通れる道からはなかなかわかりづらいので)、車をどこにとめるのかわからずぐるぐる回ってしまいました(ナビ上ではとっくに着いているのにねえ)。
 この寺は、左上写真の本堂が国宝です。本堂は1227年の創建時のまま、応仁の乱など幾多の戦火を免れたお堂で洛中では最古の建造物です。中に入ると堂内の柱には応仁の乱の時についたと思われる刀や槍の跡がたくさん残っています。内陣の厨子に千本釈迦堂の謂れでもある行快作の釈迦如来坐像がありますが、秘仏で年に数回開帳になるようです。私が訪問したときは見られませんでした。
daihouonji01.jpgdaihouonji08.jpg
 大報恩寺を特徴付けているものの一つに「おかめ信仰」があります。おかめといえば、ユーモラスな表情のお面で誰もが知っているキャラクターですが、その愉快で明るいイメージの裏に世にも悲しいストーリーがあり(長くなるので書きませんが)、その内助の功を讃えるとともに招福祈願の対象となっているのです。境内には左上のようにおかめさんの像やおかめ桜という枝垂れ桜があるほか、本堂の一角に右上のようないろんなおかめ像を展示する常設展(笑)をやっています。
daihouonji10.jpgdaihouonji14.jpg
 そして、私にとってここの最大の魅力は左上の霊宝殿です。このやっているのかどうかわからない薄暗い宝物殿にびっくりするようなお宝が満載なのです。まず、快慶作の釈迦十大弟子像。これが素晴らしい。写実性というとどうしても運慶に負けている感じがする快慶ではありますが、そんなことはありません。ここにある十体の像の写実性は圧巻です。十体そろっている点もすごい。一体一体がまったく別の人格をもっており、その内面を明確に表現する表情、厳しい修行をうかがわせる筋肉や体のライン、衣の質感などなど10の別々のストーリーを雄弁に語ります。そして、反対側にずらりと並ぶ定慶の六観音像。定慶は、別名肥後別当定慶といい、運慶の子供の説がある仏師です。六体とも透かし彫りの大きく立派な光背をもつ、実に統一感の高いシリーズ物です。しかし、これも一体一体圧倒的な技量で迫ってきて、たとえ単品であってもそれはそれは美しい像です。聖観音は腰がしまり、端正なお顔が特徴です。千手観音は上躯に42本の腕を持ちながら、まったくバランスに破綻がなく、一本一本の腕の指先まで神経が行き届いています。十一面観音はお腹がぽっこりしていて親近感がわきます。顔はどこかユーモラスで、小学生の男の子みたいです。腰からたらした衣がイマドキの若者みたいでかっこいいです。准胝観音は腕が全部で18本あり、お腹に段ができています。などなど、一体一体が本当に美しく、個性的で大きく、魅力的なんです。快慶の十大弟子像も、定慶の六観音もすべて国重文です。
 この他にも大変きれいなお顔をもち、冠がカトリックの大司教みたいな大日如来金銅仏(室町時代)や、菅原道真自刻の説がある千手観音など本当に素晴らしいお宝が一杯あります。じっくり見ていると時間が経つのも忘れます。
 右上の写真は境内にある北野経王堂といい、もともとは経蔵で中には回転式の輪蔵があったようです。
関連記事
スポンサーサイト

カテゴリー:京都comments:0trackbacks:0TOP↑















非公開コメント

http://nexuskt.blog71.fc2.com/tb.php/105-c13ccd1f

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。