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円成寺

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 忍辱山円成寺(にんにくせんえんじょうじ)は、奈良市の中心市街から北東の方向、結構な山道を登った所にあります。浄瑠璃寺などのある京都府木津川市と意外に近い場所になります。ずいぶん前から一度訪れたいと思っていた場所です。2011年ゴールデンウィークにやっとそれが叶いました。いつも奈良へ行くときは、名神から京奈和の終点木津で降りるのですが、今回は精華学研で降りて向かいました。奈良の市街地に入らない分、スムーズに行けました。敷地に入るとまず池があります。かなり大きく、美しい池です。そして、左上の立派な楼門が目に飛び込んできます。室町時代の重文です。
 そして、最大のウリが右上の多宝塔の中にあります。多宝塔そのものは昭和61年の創建です。
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 そして、ひょっとして何かの特別展に出張している情報を見落としてはいないだろうかという疑念を抱きつつ近付くと、この多宝塔の中心にいらっしゃいました。天才仏師運慶の銘がある最も古い作品、国宝大日如来坐像です。ガラスを通して観るのですが、このガラスがどうしてこうまで写りこみの激しい位置関係にしなきゃいけないのかというぐらい背景が写りこんで見にくいことこの上なし。しかし、ガラスの前には右上の専用スコープ(笑)が!これ、厚紙でできていて何かが貼ってあるわけでもなくただ穴が二つ開いているだけの代物ですが、これをガラスに当てて双眼鏡のように観るとなんとまあはっきりくっきり見えるのです。この天才仏師が世に遺した最高級の遺産が。まあ、だいたい左上の写真のような感じです。剥落している金箔がまた圧倒的な存在感を与えています。若き運慶仏師が全霊をかけて世に問うた魂の叫びがほとばしっています。宝冠の緻密な作り、威厳を湛えた表情、霊気漂う智拳印。本や写真では何回となく観たけれど、やっと会えたという感動に浸ってしまいました。
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 左上は本堂です。ここには平安時代作の重文阿弥陀如来坐像が本尊として安置されています。これも大きく立派で、典型的な定朝様式の阿弥陀様です。内陣を回って真横からも観ることができます。横から見るとまたこれが美しく立派な仏様です。二体の十一面観音立像があり、どちらも素晴らしい仏像です。
 本堂のすぐ右に、右上写真の春日堂・白山堂があります。大して大きくもない何の変哲もない(失礼!)お社ですが、なんとなんとこれが国宝です。鎌倉時代のものです。手前の階段の上に小さな蛇がおりまして、おそらく神様のお使いで吉兆であろうと信じています。
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 左上の写真は鐘楼です。1667年創建の建物です。右上は受付のある小さな門の上にある屋根の邪鬼?鬼瓦?です。背景は多宝塔です。フレアがいい感じに入ったので載せておきます。
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