FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリー:スポンサー広告 ★ comments(-) ★ trackbacks(-) ★ TOP↑

≫ EDIT

蟹満寺

kanimanji2.jpgkanimanji1.jpg
 蟹満寺(かにまんじ)は京都府にありますが、木津川市ですので浄瑠璃寺などと同様どちらかというと奈良に近く、歴史的にも奈良の文化圏に属すると思います。寺の創建は1300年以上前、白鳳時代に遡ります。
 上の写真の本堂と、本堂左の庫裏が中心の寺院ですのであまり大きいとは言えません。さらに、写真で見るとわかるとおり、本堂は大変新しく平成22年に落慶したばかりのピカピカです。
 だがしかあ~し。ここには、なんとなんと国宝の釈迦如来坐像がいらっしゃいます。お堂はできたてのピカピカですが、この仏様は創建当時、つまり1300年以上前の制作です。丈六の金銅坐像です。丈六の坐像ですので高さは2.4メートルあります。これがまたすばらしく美しい、完璧な造形の仏像です。たとえば、飛鳥寺の飛鳥大仏はやや癖のある表情をしておられますが、こちらはとにかく美しく、端正な仏像です。半跏趺坐で座り、与願印、施無畏印を結ぶポーズですが、螺髪や白毫がないので本当にツルンとしたお顔に堂々たる落ち着いた表情である意味とても新しく見えます。螺髪や白毫は欠損しているのではなく、もともとこういうデザインなのです。金銅仏なので表面がほとんど劣化しておらず(補修の跡は結構ありますが)、これが1300年以上も前に作られたとはにわかに信じがたいほどの不変性を持っております。
kanimanji3.jpg  さらに像にさわれる場所まで進むことができ、手の大きな水掻き(曼網相というんだそうです)がすぐ目の前で見られますし、足の裏に薬師寺の薬師如来のようなぐるぐるの模様も一切なく、とにかくどこまでも端正で平滑で美麗なその造形を堪能することができます。
 実は、全く訪問する予定はなかったのですが、たまたま奈良から戻ってくる途中に下道を走っていて道端の看板に「国宝」の文字を見つけて急きょ訪ねたのでした。訪れる人もほとんどおらず、観光スポットではありませんが、お宝は素晴らしいです。
 ちなみに、蟹満寺というヘンテコな名前の由来を簡単に。
 信心に篤い娘がおり、村人が大量の蟹を捕まえて食べているのを見て不憫に思い、蟹を全部買って逃がしてやった。その父も信心深く、大量の蛙が蛇に食べられているのをかわいそうに思い、ついでまかせで蛙を逃がしてやったら娘を嫁にやると言ってしまった。本気にした蛇は娘を差し出すよう求めたが応じなかったため、蛇は怒り狂って暴れだした。娘がひたすら観音経を唱えていると観音様が現れ、「とにかく自分の行いが正しいと信じよ」と告げた。すると急に静まりかえり、外に出てみると大量の蟹の死骸と、切り刻まれた蛇の死骸があったのだった。
 簡単に説明してもこれくらいが精いっぱい。
関連記事
スポンサーサイト

カテゴリー:京都comments:0trackbacks:0TOP↑















非公開コメント

http://nexuskt.blog71.fc2.com/tb.php/115-880cb477

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。