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相国寺

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 相国寺(しょうこくじ)は山号を萬年山(まんねんざん)と称し、開基は足利義満、初代住職は夢窓疎石です。京都五山の第二位とされ、金閣寺も銀閣寺も何と相国寺の塔頭(たっちゅう:大寺の敷地内にある小院)です。創建年は1382年の臨済宗の禅寺です。京都御所のすぐ北にあり、同志社大学と同じ敷地と言ってよいロケーションにあります。
 ここで最も有名なのは左上の法堂(はっとう)です。豊臣秀頼が寄進したもので国重文に指定されています。法堂としては最も古いものとされ、他の禅宗の大寺(妙心寺など)ど同様、二層のどっしりとした安定感を誇る素晴らしい建物です。また、この法堂には狩野光信の筆になる龍の天井画があり、これも有名です(妙心寺の狩野探幽筆の雲龍図の方が有名かもしれません)。今回(2012年夏)私が訪れた際にはこの法堂は公開されていませんでした。
 しかし、それは承知の上、今回のお目当てはこれらの堂宇ではありません。そう、右上のフライヤーにある通り、相国寺承天閣美術館で開催されている伊藤若冲の企画展がお目当てです。
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 承天閣美術館は相国寺の境内にあり、大変立派で造りも凝った建物です。左上が入り口で、右上の写真のようにモダンな枯山水のような意匠があったりと建物自体も面白いです。
 さて伊藤若冲は、江戸時代の画家で色鮮やかで現実離れした精細さをデジタルな手法で描くことで有名です。日本の画家の中では孤高の位置を欲しいままにするワン・アンド・オンリーな存在です。作品の多くはアメリカのジョー・プライスという人が買い漁ってコレクションにしています。
 あまり知りませんでしたが、若冲はこの相国寺と大層縁が深かったということで、金閣寺の大書院の障壁画を50面も描いています。それらが一斉に今回の企画展では公開されています(重文です)。大量の襖絵は若冲のお得意の極彩色ではなく、水墨画のような表現ですが画家が只者ではないことはすぐわかります。1950年に消失した金閣寺においてこれだけ大量の障壁画が現存しているのはどうしてなのかはよくわかりません。
 そして、この展覧会の最大の目当て、釈迦・文殊・普賢三尊像です。これは大迫力です。大きい!釈迦如来を中心に、獅子に乗った文殊菩薩、象に乗った普賢菩薩の3連作です。一枚が縦2メートル以上はあろうかという巨大な絵です。上のフライヤーの写真がそうです。さらに今回はコロタイプ印刷という手法で印刷された複製が横に並び、圧巻の6連チャンです。精緻を尽くしたその筆致は近くで見ても細かすぎてよくわかりません。そこで活躍するのが双眼鏡です。ベタで色が塗ってあると思われる箇所が実に細密な点で描かれていたり、衣や装飾品の細かい意匠や模様などはもうびっくりするくらい見事です。妙にデジタルな新しさを感じてしまいます。コロタイプ印刷というのもまったく本物と変わらない再現性を誇っています。また、牡丹百合図では、美しい花を描きながら、枯れかけた葉や花弁、蜘蛛などの虫を巧みに忍ばせ、美しい花木も自然物であり、様々な生の営みの中でうたかたの美しさを見せているに過ぎないという、生あるもののはかなさを表しています。とにかく、時間をかけて見れば見るほど発見があるのが若冲の良さであることがよくわかりました。始め大人800円は高いぞと思いましたが、そんなことはありませんでした。すまぬ!
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 相国寺には他にも左上の経蔵(1860年創建)、右上の浴室(1596年)を始め多くの堂宇や塔頭があります。
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 最後に、鐘楼とその美しい組物のアップです。現在の鐘楼は1843年の再建です。いずれまたゆっくり訪れたいです。
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