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海住山寺

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 海住山寺(かいじゅうせんじ)は、京都府木津川市にあり山号を補陀落山(ふだらくさん)といいます。京都府といっても木津川市は奈良に近く、浄瑠璃寺や岩船寺と同様奈良の文化圏にあると思われます。奈良公園などにも比較的近い位置にあります。ただし、車で行く場合かなり急勾配な山道を登らなければならないのと、途中で集落を通って行くのですがこれが車一台が通るのがやっとでさらに結構ぐねぐねしていますのであまり運転に自信がない方はおすすめしません。
 ここのハイライトはなんといっても右上の国宝五重塔です。実際の五重塔はもう少し暗く見えますが、HDRで暗部を若干持ち上げてみました。
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 2012年10月27日~11月11日にこの五重塔の初層が開扉されるということでそれに合わせて行って来ました。境内はまだ紅葉には早かったのですが、上の写真のようにところどころ色づいており、写真で見るといい感じになっています。
 平日だというのに結構な人出があり、みなさん狙ってこられていることがわかります。五重塔は1214年鎌倉時代の建立で上に行くほど屋根が小さくなる、とても安定したデザインで初層には裳階がついています。塔高17.7mとあまり高くはありませんが、どうしてどうして立派に見えます。
 初層の開扉では四方をぐるっと廻ることができます。初層の中心には厨子があり金色の多宝塔と四天王像が置かれ、四方に観音開きの扉がついており、その開いた扉の内側に絵が描かれています。玄奘、帝釈天、梵天などが描かれています。
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 左上の写真は本堂です。今回の特別公開のための展示なのか、常時展示されているのかはよくわかりませんが、中に入るとお宝がたくさんありました。本堂の厨子の中には本尊の木造十一面観音(重文)がいらっしゃいます。像高167cmで膝から下は厨子により見えません。平安時代の作です。腰が細く、その割にお顔はふっくらとされていますが、細い目、境界がはっきりしているきりっとした唇が特徴です。まわりを真っ黒な四天王(江戸時代)ががっちりと固めております。
 厨子の左右には、一辺1.5mはあろうかという両界曼荼羅が掛かっています。レプリカのようですが、本物は重文です。ここにはもう一体重文の十一面観音がいらっしゃいます。こちらは像高45.6cmと小さいのですが、台座が20cmぐらいあるので全部で70cmぐらいでしょうか。9世紀の作で、とてもバランスがよく全体に肉付きのよい大変美しい仏像です。普段は奈良博にあると書いてありましたので、今回の特別公開に合わせて展示されているものと思われます。また、ひときわ目を引くのが極彩色の四天王像です。4体とも鎌倉時代の作で重文です。こちらは像高が40cmぐらいの大きさで、色が鮮明に残っており、四角い岩座の上の邪鬼を踏んづけて立っている姿は、もうそのまんまフィギュアといってもおかしくない意匠です。それぞれの顔は、持国天が緑(青)、増長天が赤、広目天が肌色(白)、多聞天が黒と塗り分けられており、それぞれの方角を示す色であると思います。これが小さいスペースに4体揃っている姿は壮観です。
 他にも大きくはありませんが、立派な蓮華座と舟形光背をもつ平安時代の阿弥陀如来像などがあり、目の保養になります。
 右上の写真は、本堂のそばにある文殊堂です。この建物そのものが鎌倉時代建立の重文です。もともとは経蔵だったようです。中には海住山寺を開いた解脱上人の像があります。
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 少し奥に入ったところに本坊(写真左上)があります。本坊の詳しい謂れはよくわかりませんが、中には安土桃山時代の狩野派による襖絵、そして右上の庭園があります。庭園はもう少しすると(11月中旬から下旬)きっと紅葉がいい色になるのだと思います。
 kaijusenji07.jpg 海住山寺とは関係ありませんが、途中に恭仁宮跡(くにきゅうせき)があります。740年に聖武天皇が一時的に遷都を行った場所です。結局4年しかもちませんでしたが、その後も国分寺がおかれていたとのことです。左の写真はちょうどその国分寺の七重塔が建っていた礎石の跡です。だだっ広い公園のようになっていますが、往時の繁栄を偲ばせるってもんです。
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