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正倉院 正倉整備工事現場公開

 正倉院正倉は、平成23年より屋根の葺き替えを中心とした整備工事を行っています。この間、全5回にわたり工事現場の一般公開が行われます。平成25年8月30日から三日間、第4回の公開が行われました。場合によっては5倍を超えると言われる競争率。今回は夏休み中だったのでおそらくかなり高かったと思われますが、ラッキーなことに当たりましたので、知人と二人で行ってきました。
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 日本人ならおそらく知らない人間はいない正倉院(けれど、どういう建物でいつからあるのかはよく分からない)を間近で見る機会はおそらく二度とないと思われますので本当にラッキーでした。だいたい正倉院は寺院でも神社でもありませんが、エントリーしてしまいます。
 正倉院は工事前は平日に限り外構の見学ができ、一度だけ見にいったことがあります(写真左上。2009年)。これが現在は右上写真のようにすっぽりと覆い尽くす巨大な建造物が建てられ、外からは正倉は全くと言っていいほど見えません。当然ながら正倉院は宮内庁所管なので宮内庁の職員がもうあちらこちらに大変な人数配置されていました。見学者はやはり興味があるのか、あちらこちらで宮内庁の腕章を付けた職員をつかまえては質問攻めにしていました。素晴らしいのは、その一人一人がきちんと質問に答えることができることです。
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 まず、高床の部分を見学します。足は太く、不ぞろいの礎石にデーンと建っています(左上写真)。礎石がある土台の部分はなんとコンクリートが張ってあります。大正2年(ちょうど100年前)に大規模な解体修理が行われ、その時に施行されたようです。正倉を覆う建物の足場は三層になっており、二層目に上がるとちょうど高床の床のレベルになります。右上写真のような校倉づくりの典型的な構造がもう触れるぐらいの近さで見ることができます。写真撮影OKですので、このような写真が自分で撮れます。木材の部材の多くは天平時代のものがそのまま使われているようです。金属パーツはこれまでの修復でその都度付け替えられてきたようです。
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 そして、左上写真のようになんと入口の扉が開けられ、ほんのちょっとですが中に入ることができます。真ん中の扉の中は右上の写真のようになっています。中を見られるとは思っていたなかったのでこれは驚きです。所々真新しい部材ですでに修復されています。
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 三層目に上がるとちょうど屋根の庇のレベルです(写真左上)。今回の修復のメインである屋根の葺き替えの現場となります。屋根は南に面している側はほとんど新しい瓦に葺き替えられています。南面以外の面には部分的に過去の瓦が使われています。右上の写真の青色の点線内の瓦は天平時代の瓦です。たとえ部分でも創建当時の瓦が残っているのは素晴らしいことだと思います。この写真からわかるように、新しい瓦を置き終えた部分と、瓦の下地になる木材の部分を見せているところと過去の瓦が残っている部分を見学者にわかりやすく見せてくれています。ありがたいことです。
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 古い瓦が使われている部分には、それぞれ時代を示す表示があります。左上が天平時代の瓦で右上が鎌倉時代の瓦です。この他に慶長年間の瓦もありました。
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 正倉を覆う建造物は本当に巨大で、左上のように結構広い作業スペースがあり、今回の公開では建物の構造を示す模型が展示されていたり、外された瓦が展示されたりしていました。また、大正2年の解体修理の時の写真も掲示されており(右上写真)、完全にバラシて行った大規模な修理だったことがわかります。
 とにかく、大変ラッキーで貴重な体験をすることができました。整備工事の終了は平成26年11月の予定で、一般公開はもう1回だけあります。
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