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慈光院

 2013年12月全面的に書き換えました。
 慈光院は、大和郡山市にありちょうど奈良市街の中心部から西の京を経て、斑鳩に向かう途中にあります。それほど広大な敷地というわけでもありませんし、有名な仏像があるわけでもないのであまりメジャーではないかもしれません。しかし、名刹と呼ぶにふさわしい侘び寂びを体現する茶の湯文化満載の寺です。
 慈光院は1663年、大名の片桐石見守貞昌(石州)によって建立された、臨済宗大徳寺派の寺院です。この通称石州という人物、千利休の流れを汲み、後の石州流という茶道を確立したその道では著名な人物のようです。
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 少し坂を登った場所に建っています。その坂の参道を車で登って駐車場に停めることができるのですが、この参道が超細くて両脇には立派な生垣が迫っており、私はそこを車で登る勇気はありませんでした(笑)。で、別の場所に車を停めて参道を登ると左上写真の「一之門」があります。ここからすでに雰囲気があります。左の石碑には「茶道石州流発祥之寺」と記されています。一之門をくぐると右上のような参道があります。両脇が土手のようになっており、その上に木が茂ってそれが影を作り、木漏れ日との間に美しいコントラスを作っています。
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 参道の終点には左上の茨木城楼門があります。もともと石州の伯父が城主をつとめていた摂津茨木城の楼門をここに移築したものです。しかし、楼門というには書院のようになっていたり、茅葺になっていたりとかなり改造されたようです。右上の写真は、境内側からみた楼門です。外から見ると逆光の効果もあり、なかなかシャープに見えるのですが、内から見るとなんとも可愛らしい造形をしています。この門だけでも和ませてくれます。
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 楼門を抜けると右手に書院が見えます。左上の写真です。寺務所で受け付けをして書院に上がります。右上が書院から庭を見た図です。書院は畳と縁側でできており、たくさんの客が同時にお茶をいただくことができます。また、自由に庭園に出ることができます。
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 書院では左上のようなお抹茶とお菓子をいただきます。開放的な作りですばらしい庭園を望みながらお茶をいただくのは大変結構なものです。書院の一角には右上のような小さな茶室もしつらえてあります。よくある小さい茶室ですが、この茶室自体が重文です。
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 書院から庭に出ると、すばらしく手入れの行き届いた庭園が堪能できます。ながめるだけでなく、歩いて散策できるのでとても気持ちの良い庭です。左上の写真は庭の側から書院を見たところですが、美しい庭、美しい植え込み、そして茅葺の風情満点の書院のバランスが素晴らしい侘び寂びを演出しています。書院全体が重文です。また庭園は史跡及び名勝に指定されています。
 この書院の裏側に本堂があります。右上の写真は本堂につながる廊下にある窓です。いわゆる借景というやつでしょうか。まさに天然の景色を切り取って額に収めた意匠になっており、大変美しいです。
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 本堂は昭和59年建立の新しい建物です。その中心が左上の方丈です。ここに本尊が安置されています。正面に三体の像があり、真ん中が本尊である釈迦如来像です。藤原期と記されています。端正な顔立ちで全体のバランスがとてもよく、どこか知的な印象の像です。向かって左が流祖である石州の像、向かって右が大徳寺開山の玉舟和尚の像です。
 方丈の天井には、右上のような墨絵の龍が描かれています。入江正巳画伯によるもので本堂の建立時に描かれたもののようです。なお、ここはいわゆる鳴き龍で、部屋の中に入らなくても入口付近で手を叩いても反響します。
 のんびりとお茶をいただき、庭を愛で茅葺屋根の建物を眺めるというとてもスローライフな空間、それが慈光院です。
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