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善水寺

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 滋賀県湖南市(平成16年の合併で誕生しました)には、延暦寺に縁のある天台宗の湖南三山という寺があり、そのすべての本堂が国宝になっています。
 善水寺はもともとは奈良時代初期の草創のようですが、平安初期にここの霊水により桓武天皇が病気平癒となり、善水寺の号を賜ったということです。ここの国宝は本堂です(上写真)。南北朝時代(1366年)に再建されたものです。入母屋造、桧皮葺の巨大な建物です。滋賀県の天台宗の寺に共通する落ち着いて、重厚で、美しい堂宇です。正面に広いスペースがないので、ご覧のように精一杯下がって35mm換算28mmで撮っても屋根の端が切れてしまいます。内陣中央には本尊の薬師如来坐像は秘仏で、平成13年に開帳され、次の開帳は決まっていないとのことです。胎内から多量の稲籾と正歴4年(993年)の記述が見つかったそうです。現在は国重文ですが、いつ国宝になってもおかしくないと思います。本尊が安置されているであろう古めかしく立派な厨子を挟んで、十二神将がずらっと横一列に並びます。手がもげているなど破損が多いですが、彩色がよく残っており、一体一体表情やかぶりもののバリエーションが豊富で、異彩を放っています。十二神将の後ろには左右二体ずつに分かれて四天王が並びます。持国天の腹の出具合が親近感を誘います。さらにその後ろには中央厨子の右に帝釈天、左に梵天が鎮座するという豪華オールスターキャストというか、まさに立体曼陀羅といっても過言ではありません。帝釈天と梵天は左右対になっていますが、着ている衣文の波が微妙に違ったりします。四天王、梵天、帝釈天すべて明治時代は国宝でした。現在は重文です。
 滋賀の天台宗の寺に共通するのが、内陣の裏にお宝が一杯あるということです。この善水寺もいっぱいあります。まず、内陣裏の中央の聖観音菩薩を中心に左右にお宝が勢ぞろいです。この聖観音は高さ1mちょっとの坐像ですが、お顔が大きく顔や体は青銅色、そして細かい意匠の装身具をもち、きれいな玉がいっぱいついています。赤と白の反射板みたいなのがついています。聖観音の右側には不動明王、兜跋毘沙門天、そして増長天と並びます。この兜跋毘沙門天は、女性の肩に乗っており、衣装や冠が日本離れした中央アジア風(?)です。増長天の表情はものまね芸人がやる森進一みたいな表情です。そして向かって左には、釈迦如来坐像、文殊菩薩、持国天が並びます。釈迦如来はお顔がきれいな金色で、大変立派です。
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 本堂の他には、百伝池、そして霊水場があり、また左上の元三大師堂があります。少し下がったところに右上のような磨崖仏が彫られています。不動明王です。
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 同様に本堂から少し下った場所に観音堂があります。左上の写真です。この中には、右上の聖観音菩薩坐像が安置されています。これが坐像で高さ2.5mという丈六仏です。金箔でキラキラで、一見ごく最近の作のように見えますが、なんとこれが平安時代の作なのだそうです。平安時代でこれだけ金箔が残り、町の文化財指定のみというのもちょっとよくわからない気が・・・。なんでもありません!
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